補助金の沼に溺れそう。

家の窓と軒下

ども。サソ男デス。

まだ記事にはしてませんが工事契約しました。
そして数日後、早速、旧家屋の解体工事が始まりました。

建築確認も無事に終わったようで、私たちとしては家の色や住設なんかの細かい所の詰め作業になりました。

ここからが(ここからも)決めることがたっくさん!

まあでも決定期日まではまだ数カ月あるのでゆっくり決めていきましょう!
やあっと仕様やら見積もりやら補助金やらのゴタゴタや焦りから解放されて、家づくりの楽しい部分に入った感じですねぇ~

・・・・・・ところがギッチョン!!!

LCCM補助金、破綻か ~その1(前座)~

解体工事が始まる前の打合せ時、突如、工務店様から。

「太陽光パネル6.2kwだと、LCCM補助金の基準に沿わなくなってしまいます。やはり最低でも7kwは載せないとダメそうです。1階の屋根に追加で1kw載せても良いですか?追加で20万程かかってしまいますが。

と言われました。

外観 正面

はぁ・・・・・・(萎

要は燃費計算してみると消費エネルギーに対して太陽光パネルが足りなかったってことなんでしょうが・・・大丈夫だったはずなのでは?
確かにLCCMは基準が厳しそうだし、書類も多そうだから申請は難しいかもという理解はしてましたが。。。

ならもう少し「無理かもしれませんがダメ元で申請してみます」ってぐらい言って欲しかったな。
まあ議事録取ってないので何かあればこちらの主張も通らないですけど。
でも実際そういうことが抜けてる会社さんです。(議事録作成は大事です。)

とはいっても結局、太陽光発電容量が増えること自体は将来的にプラスになることだと思うので、しょうがないけどまあ良しってことで了承しました。

1kw追加なのでプラス20万円弱!!!もう値上げは嫌だよっ!?

これもLCCM認定のため、認定されれば怖いものはない!仕方がない!

でもこれで改めて安心!もう補助金に悩まされることはn・・・

・・・・・・ところがギッチョーーーーーン!!!!!

LCCM補助金、破綻か ~その2(本番)~

そして解体工事が始まり、いよいよ後戻りできなくなったと感じたころ。
工務店様から解体工事の進捗をラインで伝えてもらったタイミングで、一言、言われました。

「Qセルズから連絡があり、“瓦屋根の場合、太陽光パネルは最大6.2kwまでという制限があるため7kwは載せられない”ということでした。パネル容量7kw以上じゃないとLCCMの基準に適合しないため補助金が受けられません。現在他のメーカーを検討しています。」

・・・・・・・???。。。

・・・・・・・おい。

おいおいおいぃぃぃ!!!!

そんな話聞いてませんけどおお!?

なんだその「瓦屋根」限定の制限は!

そんな都合よく「瓦だと7kwむりだからLCCMにできませ~~ん(テヘッ」ってなるか?普通。

さすがにこの2段構えの補助金無理おこですよ。

確かに瓦屋根は“重い”です。だから太陽光パネルを載せることに最初から不安はありました。

でもね。

さんざん「瓦屋根で太陽光乗せた時でも耐震等級3になるように十分耐力計算してます。」って言ってましたよねぇ?
そりゃメーカーの基準の都合であって耐力の話じゃないかもしれないですけど、いくら強くても結局「メーカーがNOと言うので無理です。」って!ダメじゃん!!

というかそれってほんとにQセルズだけの制限なのか?
太陽光パネルの制限基準ってだいたいどのメーカーでも似てないか?
どのメーカーでもその制限、あったりしないか?

はぁ・・・!!!(萎萎萎

んで、今度はどうしろというのかね。いってみ?

工務店様曰く

屋根をアスファルトシングルにすればすんなり解決します。(的なニュアンスね)」

えーーーーっと。。。。(ブチブチブチッ

今まで屋根材に関しては言葉を濁していた私も悪いと思いましたので、この際はっきり言いましたが、

「アスファルトシングル、(私たちのイメージには)似合わないんよ!!!!」

アスファルトシングルの商品画像

以前に屋根材をどうするかの話があったときに選択肢が

・アスファルトシングル

・平板瓦

の実質2つしかなかったからです。アスファルトシングルが基本仕様とのことで、ガルバリウムは嫌がられました(恐らく仕入れ経験が少ないから)。
ただ正直私は、アスファルトシングルは好みではありません。なぜなら

アスファルトシングルの不安なところ

・表面の凸凹に汚れが溜まりやすく、劣化が早まる。

・石粒がはがれて雨どいに溜まり、劣化の原因となる

・再塗装できない(基本葺き替え)

・遠景があまりきれいではない(新品でも薄汚れて見える)

・和風住宅にデザインが合わない(洋風向け)

と考えており、耐久性・重厚感がある瓦屋根が好きなので瓦(平板瓦)を選びました。(ただこちらも値段が上がるので推奨はされませんでしたが)
もちろん瓦は重いです。でも焼き物という他の材料にはない圧倒的な強みがあります。建物のコンセプトとして和風、ナチュラルデザインを心掛けていたので、雰囲気ともマッチします。値段も上がるけど納得してます。
何回か屋根材のことを聞かれましたけど、「瓦でお願いします」と言い続けてきました。

んで今頃になってまたアスファルトシングル(書くのめんどいからアスシンね)推しかーい!

わかりますよ。
そりゃ施工性とか仕入れとか楽だし値段も安く済むから推したくなる気持ちは分かるよ。
俺たちが最初工務店様を訪れた時に「前の会社の営業さんトラウマで値段が上がるのが嫌だ」ってさんざん言ってきたからさ。

それを考えていただいてるのはとても有難いことです。
(これまで住宅メーカー回ってきた中で金額のことを真摯に考えて下さったところはここともう1社ぐらいしかなかったですから。)

だけどこれについてはちげーんだわ!!

まだパースもロクに作ってもらってないし!家の外観デザインは想像するしかないし!それでも少しでも綺麗な家にしたいって想像力を働かせて2人で話し合って決めてんだわ!

なぜアスシンじゃだめなのかって?

アスシンじゃあだめなんすよ!問題はそこじゃあないんですよ!!!

今回の事象を冷静に整理すると、工務店様の落ち度として

  • 金額を(私たちの希望通り)低く抑えるために(大丈夫だと過信して)太陽光パネルの積載量を最低基準ギリギリで見積もった。
  • 案の定積載量が足りなくなり、増設しようとするもメーカーから「それ以上はできません」と言われて八方ふさがり。さらに瓦屋根に積載制限があることを把握していなかった。

ということだと考えます。私たちとしては屋根材における積載制限の関係は全く把握していなかったので落ち度はないと考えています。(もちろん喧嘩する気はありませんが・・・)

んで、今後どのように対策するのかというと、工務店様としては現在(7/4)のところ選択肢がアスシン一択のようなので・・・・

調べました!探しました!!!!!

補助金の沼 あるいは幻想の迷宮か

前提としてですが、たしかに、補助金はもらえたらラッキーなもの。
それありきで考えると、万が一もらえなかった時の反動が大きい。本来は施主側にその自覚がないといけません。

・・・でもさ、俺みたいしがないリーマンには神の施しなのよ。

補助金があるからできることだってあるのよ。だろう?

だから現状で選択肢に入る補助金を洗い出しました!

現状で対応可能な補助金の候補

① LCCM補助金:140万円。太陽光パネルの問題で認定とても厳しい。
ZEH、LCCM住宅関連事業(補助金)について

② こどもエコ住まい補助金:110万円(グリーン化併用額)。認定は容易。
令和5年度地域型住宅グリーン化事業

③ せんだい住宅補助金:125万円。仙台市独自なので未知数。予算額が低い。
せんだい健幸省エネ住宅補助金

・・・みごとに15万円刻みですね。そして実現可能性としては ②>③>① でしょう。
なので、せっかくなら少しでも高い③を狙っていきたいと思います。

ただこの仙台補助金、おそらく“今年が初めての実施”です。どんな罠が待っているかわかりません。
性能値としては十分にクリアしているのですが、地方自治体がどの程度丁寧に仕事をするのか不安があります。
日曜日にまた工務店様と話をするので、また進展があると思います。
妥協のできる良い提案をして下さることを期待しています。(ね?)

それにしても・・・・・

ここ数年の住宅関係の補助金はホントにグチャグチャだと思います。毎年毎年、基準も金額も変わるし、予算の切れ目も曖昧だし・・・

そりゃ太陽光発電は東京じゃ義務化だし、普及は急ぎだとは思いますけど、せめて2年ぐらいは同じ内容でやってくれませんかね?なんか大手メーカーばかりが補助金対象として優先されて、地方工務店や個人が置き去りにされてる気がします。

私たちとしてはマジでそろそろ安心して工事を見守れるような精神状態になりたいです。

今度の打合せ、何を言われることやら・・・・

ではまた次回。

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